はじめに
アトピーについて話題にしたとき、
家族や知人、職場の人などから、心配や配慮の言葉をかけられることがある。
それらは多くの場合、悪意ではなく善意から発せられている。
本記事では、その善意を評価することなく、
なぜ周囲の善意が負担として感じられやすくなるのかを構造として整理する。
善意は「正しさ」と結びつきやすい
助言や気遣いは、
- 良くなってほしい
- 心配している
といった思いから発せられることが多い。
しかしその言葉が、
- こうした方がいい
- それは避けた方がいい
といった形を取る場合、
意図せず正しさの提示として受け取られやすくなる。
善意そのものではなく、
正しさを含んで聞こえやすい構造が負担感を生みやすい。
断ること自体が心理的負荷になる
善意に対しては、
- 否定しづらい
- 話を遮りにくい
と感じやすい。
そのため、
- すでに試している
- 自分には合わなかった
といった事情があっても、
説明や対応が必要になる場面が生まれやすい。
結果として、
善意に応答すること自体が負荷になる構造が形成される。
状態が見えにくいため説明が必要になる
アトピーの状態や生活習慣の影響は、
外から見て分かりにくい場合が多い。
そのため、
- どの程度困っているのか
- 何に取り組んでいるのか
を説明しなければならない場面が生じやすい。
善意が向けられるほど、
説明の機会が増えやすくなる構造がある。
善意が継続的に向けられやすい
アトピーは短期間で完結しにくいため、
一度話題にすると、時間を置いて再び声をかけられることがある。
- その後どうなったか
- 良くなってきたか
といった問いかけは自然なものだが、
継続的に向けられることで、
常に状況を報告しているような感覚が生まれやすい。
まとめ
周囲の善意が悪いわけではない。
しかし、
- 正しさと結びつきやすい
- 断りにくい
- 説明の負荷が生じやすい
- 継続的に向けられやすい
といった構造が重なることで、
善意が負担として作用しやすい状況が生まれやすい。
本記事は「アトピーと食事・生活習慣が負担になりやすい構造の整理」という整理シリーズの一部である。

コメント